「転職は35歳が限界」これはもう過去の話となりそうです。
最近では、40代転職者に少し追い風が吹くようなニュースが聞こえてきますね。
景気回復の影響で人手不足が深刻化していて、求人数も軒並みアップしているようです。
実際にハローワークにおける有効求人倍率は、2009年から上昇傾向を見せ始め2017年には遂に1倍を突破しているのです。
これに伴い、40代以上のいわゆる管理職転職の求人も増えていると言われていますね。
そこで今回は「40代管理職転職の現状」についてお話しいたします。
40代管理職転職の現状
先ほどお話ししたように40代の求人が増えているのは紛れもない事実です。
その理由としては次のようなメリットが企業側にあるからとされています。
40代求人が増えている理由
- 定年まで想定すれば長期的な視点で考えられるので雇用しやすい
- これまでにマネジメント経験のある人材が確保出来る
- 即戦力として新規のプロジェクトなどを任すことが出来る
- 50代と比べれば吸収力も応用力も高い
ここで気を付けなくてはいけないのは、即戦力とマネジメントこの両方の期待がかけられている事です。
つまり、プレイングマネージャーとしての管理職候補であれば採用のチャンスが大幅に増えると言うことになります。
40代の求人が増えたものの多くは、このプレイングマネージャーとしての採用と考えられていますね。
-
-
40代転職市場の現状を大暴露
続きを見る
40代後半になると事情は変わる
ただ、喜んでばかりはいられません。シビアな現実として、40代と一括りに話をしておりますが、40代前半と後半では大きく差が出ている現状もお伝えしなくてはなりません。
45歳が節目となり、採用基準が一段とレベルアップしてしまいます。
プレイングマネージャーとしての期待がかけられるのは、40代前半と考えておくことが得策でしょう。
では、40代後半の場合には、管理職転職の道は閉ざされてしまうのか?
と言えばそうではありません。
あくまでも採用基準が上がるのであって募集がなくなるわけではありません。
さらにプラスアルファの付加価値が必要
具体的には、マネージメントスキルにプラスアルファのスキルが求められることになります。
例えば、管理職としての経験プラス公官庁とのパイプを持っていることや実用的な資格の所有も効果的ですね。
また、グローバルな企業であれば外国語が使えると言うのも大きな武器となるでしょう。
事業拡大中の好調な企業であれば採用チャンスあり
他にも、事業を拡大中の元気な企業であれば40代後半でもチャンスがあるようです。
このような企業であれば、総務部や財務部などの「バックオフィス」部門の求人を行うことが少なくありません。
ここでは50代以上のベテランの経験と知識を欲していることが多く、それら世代を対象にした求人も実際に増えているようです。
ただし、こちらの場合には年収のある程度のダウンは覚悟する必要があることも付け加えておきます。
如何でしたでしょうか?
今回は、40代管理職転職の現状についてご紹介しました。景気の回復とともに40代の転職のチャンスは確実に芽生えてきています。
しかも管理職としてのものも多くなってきております。45歳と言う年齢の分岐点はありますが、それでもチャンスが無い分けではありません。
人生最後の転職を考えているのであれば、まずは情報収集からでも始めてみてはいかがでしょう。
-
-
40代におすすめの大手転職エージェント
続きを見る